太平洋戦争への道 1931-1941 (NHK出版新書 ) 21/7/12

満州事変から、真珠湾攻撃へ――日本を亡国に導いた6つの分岐点

2017年の終戦の日、昭和史研究のスペシャリスト3人が集結して話題を呼んだNHKラジオ番組「太平洋戦争への道」。本書は、その貴重な鼎談に、保阪正康氏の解説と図版・写真を加えた「日米開戦80年企画」として刊行するものです。
1931年の満州事変から1941年の真珠湾攻撃へと至るその過程には、見逃せない6つの分岐点があったと3人は口をそろえます。
各氏の視点と語り口が絶妙に交差しながら、昭和日本の闇へと迫る展開は、歴史好きの方にはもちろん、一般の方にも重層的な歴史理解を促すに違いありません。
私たちは歴史から何を学ぶべきなのか。。昭和日本が犯した「最大の失敗」に至る道筋を6つの転換期から検証し、私たちが学ぶべき教訓と、令和日本が進むべき道を提言する。

序 章 太平洋戦争とは何か
第一章 関東軍の暴走 1931 満州事変 – 1932 満州国建国
第二章 国際協調の放棄 1931 リットン報告書 – 1933 国際連盟脱退
第三章 言論・思想の統制 1932 五・一五事件 – 1936 二・二六事件
第四章 中国侵攻の拡大 1937 盧溝橋事件 – 1938 国家総動員法制定
第五章 三国同盟の締結 1939 第二次世界大戦勃発 – 1940 日独伊三国同盟
第六章 日米交渉の失敗 1941 野村・ハル会談 – 真珠湾攻撃
終 章 私たちが学ぶべき教訓

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