「マッドビレッジ -Mad Village- ペーパーバック 2021/12/1 草壁丈二 (著)」を上梓致しました!!!

マッド・ビレッジ

小さなカルデラの中にある、鯉の養魚で名の知れた大窪(おおくぼ)村は、未曾有の大地震に見舞われ、養魚池に水を供給していた湧水は出なくなり、通信は途絶え、外に繋がっていた道路は壊れて、存亡の危機に陥る。
そして、完全に孤立してしまった村では、凄惨な事件が次から次に勃発して、無法地帯と化していく・・・・

スリリングな展開に思わず息を呑んでしまうクライムサスペンス!!

東京23区×格差と階級 (中公新書ラクレ) 橋本健二 (著)

田園調布や六本木ヒルズ、山谷地区やシャッター通り、ホームレスが住む公園まで。東京23区内をほんの数キロ歩くだけで、その格差の宇宙が体感できてしまう。東京は、世界的にみて、もっとも豊かな人々と、もっとも貧しい人々が住む「階級都市」だ。そんな23区の姿を、格差に関するさまざまなデータをもとに詳細に分析。その実態を明らかにするとともに、「階級都市」が潜む危うさを、どう克服すればいいのかについても考えていく。

PTA モヤモヤの正体 ――役員決めから会費、「親も知らない問題」まで (筑摩選書)21/9/17 堀内京子 (著)

「入退会自由のはずがそうでない」問題から「会費の行方が殆ど知られていない」問題、「もっと大きくて深い問題」までPTAに「?」を持つ全ての人、必読の書!

老人支配国家 日本の危機 (文春新書) エマニュエル・トッド (著)

本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。
「日本型家族」だ!

核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論!
磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。

若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。
「家族」が日本社会の基礎だが、「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。

(目次)
日本の読者へ――同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ

I 老人支配と日本の危機

1 コロナで犠牲になったのは誰か
――「老人」の健康を守るために「現役世代」の活動を犠牲にした
「シルバー民主主義」
2 日本は核を持つべきだ
――「米国の傘」は実はフィクションにすぎない
3 「日本人になりたい外国人」は受け入れよ
――日本に必要なのは「多文化主義」ではなく「同化主義」だ

II アングロサクソンのダイナミクス

4 トランプ以後の世界史を語ろう
――黒人を“疎外”したのはトランプではなく民主党だ
5 それでも米国が世界史をリードする
――民主主義の“失地回復”は常に「右」で起きる
6 それでも私はトランプ再選を望んでいた
――「高学歴の左派」は「低学歴の労働者」の味方ではない
7 それでもトランプは歴史的大統領だった
――トランプの“政策転換”が今後30年の米国を方向づける

III 「ドイツ帝国」と化したEU

8 ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する
――ユーロ創設は仏政治家が犯した史上最悪の失敗だ
9 トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本』
――貧しい人々には「資本の相続人」よりも
「学歴があるだけのバカ」の方が有害かもしれない

IV 「家族」という日本の病

10 「直系家族病」としての少子化(磯田道史氏との対談)
――日本人は規律正しい民族だが“自然人”としての奔放な面もある
11 トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人氏との対談)
――女性天皇の登場は、中国の父系文化への反発でもあった

エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)
1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に”予言”。著書に『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』『シャルリとは誰か?』『問題は英国ではない、EUなのだ』(いずれも文春新書)など

太平洋戦争への道 1931-1941 (NHK出版新書 ) 21/7/12

満州事変から、真珠湾攻撃へ――日本を亡国に導いた6つの分岐点

2017年の終戦の日、昭和史研究のスペシャリスト3人が集結して話題を呼んだNHKラジオ番組「太平洋戦争への道」。本書は、その貴重な鼎談に、保阪正康氏の解説と図版・写真を加えた「日米開戦80年企画」として刊行するものです。
1931年の満州事変から1941年の真珠湾攻撃へと至るその過程には、見逃せない6つの分岐点があったと3人は口をそろえます。
各氏の視点と語り口が絶妙に交差しながら、昭和日本の闇へと迫る展開は、歴史好きの方にはもちろん、一般の方にも重層的な歴史理解を促すに違いありません。
私たちは歴史から何を学ぶべきなのか。。昭和日本が犯した「最大の失敗」に至る道筋を6つの転換期から検証し、私たちが学ぶべき教訓と、令和日本が進むべき道を提言する。

序 章 太平洋戦争とは何か
第一章 関東軍の暴走 1931 満州事変 – 1932 満州国建国
第二章 国際協調の放棄 1931 リットン報告書 – 1933 国際連盟脱退
第三章 言論・思想の統制 1932 五・一五事件 – 1936 二・二六事件
第四章 中国侵攻の拡大 1937 盧溝橋事件 – 1938 国家総動員法制定
第五章 三国同盟の締結 1939 第二次世界大戦勃発 – 1940 日独伊三国同盟
第六章 日米交渉の失敗 1941 野村・ハル会談 – 真珠湾攻撃
終 章 私たちが学ぶべき教訓

格差という虚構 (ちくま新書) 新書 – 2021/11/10小坂井 敏晶 (著)

学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争は階級闘争だ。近代が平等を掲げる裏には何が隠されているのか。格差論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける。

格差の問題を前にして、我々はいったい何を求めているのか。人々を選別する〈能力〉とは何か――。学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争の正体は階級闘争だ。だが、メリトクラシーの欺瞞を暴いても格差問題は解けない。格差は絶対になくならないだけでなく、減れば減るほど人間は苦しむ。平等とは何か。平等は近代の袋小路を隠すために我々の目を引きつける囮であり、擬似問題にすぎない。世に流布する議論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける、著者最後の虚構論。

破壊者たちへ – 2021/10/4青木 理 (著)

誰がここまで社会を壊したのか?人倫を踏みにじったのか?

闘うジャーナリストが、暴政に抗い続けた4年間。危機の時代を刻み込む記録にして変革のための必読テキスト。

【目次より】

序に代えて

★2018年

統治の道具
報道と恥
儒教と日本
システムの腐臭
下へ下へ
揺れる沖縄
記者の死
金魚の糞
「腹心の友」
耐え難い苦み
美しい風景
これが選挙か
2人の明暗
根本矛盾
命の重み

自衛隊の危険な異変
-首相、防衛相も知らない「秘密諜報部隊」の実態

国体の本義

沖縄と権力と民主主義
―翁長雄志前知事と沖縄の闘いを、樹子夫人が語る

★2019年

根を張る病
別の理由
首相の口
南半球の惨劇
政治利用の効能
盗聴の解禁
傾奇者
出版人の頽廃
悪夢
火と闇
白色テロ
警察支配
半島と沖縄
池内紀さん
またも嘘?
歴史法廷の証拠

辺野古で何が起きているのか
―土砂投入の強行は住民への恫喝だ

裏切られた沖縄を直視せよ
―玉城デニー知事インタビュー「国民全員が考えてほしい」

原発という化け物

★2020年

圧政の餌
共犯者
無恥
権力は悪
感染症対策の闇
執念のスクープ
いつまで同じ過ちを
露呈した本性
「場」の喪失
首謀者は誰だ
人倫破壊政権
権力に抱かれる者
リセット成功
権力の快感
破壊される「線」
昏い顔
美しき政治

排外主義と歴史の教訓
―在日コリアンとの「対話」から

政権vs検察の核心
―松尾邦弘元検事総長、激白90分

★2021年

正気か
なかにし礼さん
半藤一利さん
10年の蹉跌
五輪の正体
政と官
狼と虹
五輪と玉砕
東京五輪万歳!
「拝察」の眺め方
野卑と品位
錯乱五輪
原器
「風評加害」
東京五輪万歳!
「拝察」の眺め方
野卑と品位
錯乱五輪
名著復刻
製造者責任
精神の荒廃

あとがき