定量調査のランダムサンプリング調査は、住民台帳、選挙人名簿等からアットランダムに対象者を抽出して、実施する最も精度の高い調査方法です。近年、インターネットでモニターの中から対象者を抽出して実施するインターネットリサーチが低コストでスピーディに実施できるため、主流になりつつあるようてすが、インターネットリサーチのモニター自体に有為性があるため、ランダムサブリング理論が適応できません。従って、そのリサーチ結果に科学的根拠はない、と当社は考えています。インターネットリサーチが独自の補正法を用いているなら、話は別ですが。
しかし、インターネットリサーチの結果に科学的根拠ないにしても、ランダムサンプリング調査で実施した結果とほぼ同じ程度になるのではないかと推測されます(これについては検証が必要ですが、結構な時間とコストがかかります)。調査主体がそれでよしとするならば、それでよいのではないと考えます。要は、割り切りの問題だということです。
上述を簡単にいってしまえば、インターネットリサーチの多くは有為抽出である、ということです。