サンプル数が決まったら、対象(標本)を抽出するフェーズに入ります。インターネットリサーチではモニターの中から抽出することになりますが、そうでない場合は、住民基本台帳や選挙人名簿等から抽出します。インターネットリサーチの場合でも、住民基本台帳や選挙人名簿等の場合でも、インターバル(抽出間隔)を決めて標本抽出します。
まず、今回は住民基本台帳や選挙人名簿等から説明したいと思いますが、住民基本台帳や選挙人名簿等は個人情報の問題もあって、閲覧が厳しくなっており、公文書がなければ、閲覧が出来ない場合が多々あります。そういった場合、クォータ法を用いる方法しかありません。クォータ法は、クォータ=割当を決めて調査地点にいって現地で対象者を探し出すという方法ですが、調査員に負荷がかかるという欠点があります。