覚書

町田市立中央図書館のご協力により、当ホームページ上で八木義徳が書き残した未公開の『覚書』を紹介出来ることになりました。
この『覚書』は、昭和十九年と昭和二十一年に、ほぼ毎日綴られたと思われる自筆の日記で、八木義徳文学を研究するうえでも、大変貴重な資料です。

(凡 例)
本稿は、町田市に寄贈された故・八木義徳氏の自筆資料(「覚書昭和十九年」及び「昭和二十一年」)を、町田市立図書館が八木正子氏の了解を得て、できるだけ忠実に活字化したものです。

表紙に「覚書 昭和十九年」と記された資料は、B5判大学ノート(横遣い縦書き・二 十一頁分記入)で、昭和十九年一月元日から同年三月十一日まで、ほぼ毎日氏によって 綴られたと思われる日記です。また冒頭に「昭和二十一年」と朱書きされた資料は、十 五センチ×十九・五センチの用紙五枚(表裏・縦書き)をひも綴じしたもので、昭和二 十一年十二月十四日から同年十二月三十一日ま での日記です。原本は、いずれも町田市立中央図書館に保存されています。

活字化に当たっては、次のことに留意しました。

・改行及び行空けは、原則として原本の通りとしました。
・仮名遣いは原本に拠りましたが、旧漢字は新漢字に改めました。
・判読しがたい文字は、○○の表示としました。
・原本の訂正個所等も、できるかぎりそのまま再現しました。
・原本は日記という性格上、句読点の使い分けが必ずしも明確ではありません。 したがって、句点は明らかに「。」の場合以外はすべて「.」とし、読点は適 宜「、」 としました。
・誤記と思われる箇所には、「(ママ)」のルビを付しました。その他のルビは 原本の通りとしました。
・傍線及び傍点は、すべて原本中にある通りとしました。ただし、傍線は珠線で 書かれており、日記の記述とは時間を隔てて、別に書き入れられた可能性があ ります。意味するところは不明です。(当ホームページ上では、傍点は太字斜 体で記載しています)

本稿は、その一部を含めて、無断で転載することを禁じます。

本稿は、町田市立中央図書館が原本から興した「覚書」を転載したものです。町田市立中央図書館のご協力に、心より感謝いたします。

昭和19年1月(1944年)の覚書

昭和19年2月(1944年)の覚書

昭和19年3月(1944年)の覚書

昭和21年12月(1946年)の覚書