室蘭市測量山 文学碑

八木義徳 文学碑
   
この二百メートルほどの
高さをもった
小さな山の頂上は、
中学時代の史郎にとっては
“もの思う場所”だった。

「海明け」より



測量山」は、室蘭八景の一つに選ばれています。
標高199.6m。市街地の背後にあり、山のてっぺんから見下ろす室蘭港は、絶景です。また、市民の有志により、1988年(昭和63)年11月28日から、7本のテレビ塔がライトアップされるようになり、幻想的な夜景が楽しめるようになりました。
「測量山」という名前は、1872年(明治5年)、室蘭と札幌を結ぶ道路建設の測量の基点となったことに由来しています。測量山の文学碑は、八木義徳の旧制室蘭中学時代の同窓会「白鳥会」らによって、1983(昭和58)年10月に建てられました。顕彰祭に出席した八木義徳は、この文学碑を前にして、「私の墓は測量山」と、語りました。